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戸建て売却・買取ガイド
【三重県版】

公開日 2026年7月4日 / 最終更新 2026年9月4日

「戸建てを売りたいけど、仲介と買取どちらがいいの?」「査定前に何を準備すればいい?」——三重で戸建ての売却を検討している方向けに、売却の流れから仲介・買取の使い分け、損しないためのポイントまで詳しく解説します。

この記事の結論
  • 急がず高く売りたいなら仲介、早く確実に手離れよく売りたいなら買取。仲介手数料を差し引いた「手取り額」で比べるのが基本。
  • 査定前にやることは権利証(登記識別情報)・登記名義・固定資産税通知書の確認。相続物件は相続登記が済んでいるかを見る。
  • リフォームは基本的に不要。先に査定を受けて現状の価格を把握してから、費用をかけるかどうかを判断する。
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戸建て売却の流れを理解する

仲介と買取、どちらを選ぶべき?

仲介売却買取
売却価格市場価格に近い(相場の90〜100%程度)市場価格より低め(相場の65〜85%程度)
売却期間数ヶ月〜1年以上かかることも最短数週間〜1ヶ月程度
仲介手数料売買価格×3%+6万円+消費税不要
内見対応複数回の内見対応が必要不要
契約不適合責任原則あり(瑕疵の責任を負う)原則免責
向いているケースできるだけ高く売りたい・急いでいない急いで売りたい・手間をかけたくない・築古・残置物あり

「手取り額」で比較するのがポイントです。仲介で高く売れても、仲介手数料・クリーニング・広告期間中の固定資産税・ローンの残債利息などを引くと、買取と実質的な差が縮まることがあります。査定を受けた後、両方の想定手取り額を比べてから決めましょう。

査定前に確認しておきたい3つのこと

① 登記名義の確認:権利証(登記識別情報)または登記事項証明書で、名義が現在の所有者になっているか確認してください。相続で取得した場合は相続登記が完了しているかが重要です(2024年4月から義務化)。

② 抵当権・ローン残債の確認:住宅ローンが残っている場合、売却代金で完済できるか確認が必要です。残債が売却額を上回る「オーバーローン」の場合は任意売却などの対応が必要になります。

③ 境界の確認:隣地との境界が確定しているか確認しましょう。境界が未確定の場合、売却前に測量・境界確定が必要になることがあります。

💡 リフォームや片付けは査定後に判断するのが得策です。買取では現状渡しが基本のため、費用をかけてリフォームしても価格に反映されないケースがほとんどです。

戸建て売却でかかるお金の一覧

売却代金がそのまま手元に残るわけではありません。主な費用と税金を先に把握しておくと、仲介と買取の比較が「手取り」でできるようになります。

項目目安備考
仲介手数料売買価格×3%+6万円+消費税売買価格が400万円超の場合の速算式。買取では不要
印紙税1,000万円超5,000万円以下は1万円
5,000万円超1億円以下は3万円
軽減措置。令和9年3月31日までに作成される契約書が対象
登記費用抵当権抹消・住所変更などの登録免許税+司法書士報酬住宅ローンが残っている場合は完済と抹消が必要
譲渡所得税長期(5年超):所得税15%+復興特別所得税(所得税額の2.1%)+住民税5%
短期(5年以下):所得税30%+同2.1%+住民税9%
売却益が出た場合のみ。所有期間は譲渡した年の1月1日で判定
特例マイホームなら3,000万円の特別控除要件あり。適用できれば税額が大きく変わる
💡 「いくらで売れるか」より「いくら残るか」で比べてください。仲介手数料がかからない買取は、査定額が低めでも手取りが逆転することがあります。

査定・売却で必要になる書類チェックリスト

💡 全部そろっていなくても査定はできます。無いものには代替手段があるので、まずは手元にあるものだけで概算を取り、足りない書類は売却を決めてから集めるので間に合います。

戸建て売却でよくある4つの勘違い

売却の相談で実際によく出てくる思い込みです。ここを外しておくと、判断が速くなります。

✕ 「査定額がそのまま売却価格になる」
実際は 仲介の査定額は「この価格なら売れるだろう」という見込みです。成約までに価格が動くことは珍しくありません。買取の提示額は買う側の金額なので、意味が違います。
✕ 「複数社に査定を頼むと手数料が増える」
実際は 仲介手数料は成約した1社にしか発生しません。比較することによる金銭的な不利益はありません。
✕ 「住宅ローンが残っていると売れない」
実際は 売却代金で完済し、抵当権を抹消するのが通常の流れです。残債が売却価格を上回る場合だけ、別の手当てが必要になります。
✕ 「売却益が出たら必ず税金がかかる」
実際は マイホームであれば3,000万円の特別控除があります。控除後に利益が残らなければ課税されません(申告は必要です)。

出典:国税庁 No.3302「マイホームを売ったときの特例」/国税庁 No.3202「譲渡所得の計算のしかた(分離課税)」/国税庁 No.7108「不動産の譲渡…に係る印紙税の軽減措置」/国税庁 No.3208「長期譲渡所得の税額の計算」/国税庁 No.3211「短期譲渡所得の税額の計算」/国土交通省「不動産取引に関するお知らせ(宅地建物取引業者の報酬額)」/国土交通省「既存住宅市場の整備・活性化に向けて」(2026年9月時点。制度の詳細および最新の要件は各機関の公表内容をご確認ください)

売却でかかる主な費用を数字で比較

手取りを比べるときは、売却価格だけでなく、下の費用と「売れるまでの期間」も合わせて考えてください。

項目仲介で売る場合買取の場合
仲介手数料(売買価格3,000万円の例)約105.6万円(税込・速算式:3%+6万円+消費税)0円(不要)
印紙税売買契約書に必要(金額に応じて数千円〜)同左
抵当権抹消登記費用数万円程度(司法書士報酬含む)同左
ハウスクリーニング・簡易補修内見のために行うことが多い不要(現状渡し)
売却期間中の固定資産税・ローン利息長引くほど負担が増える(数ヶ月〜1年以上かかることも)最短数週間〜1ヶ月程度で完了

結局、どちらが向いている?

「高く売る」ことと「早く確実に売る」ことは両立しにくいので、どちらを優先するかで選び方が決まります。

あてはまる状況向いている選択
できるだけ高く売りたい、急いでいない仲介
早く確実に現金化したい買取
内見対応や広告掲載の手間をかけたくない買取
築古・残置物・瑕疵が心配買取
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戸建て売却に関するFAQ

Q. 戸建て売却は仲介と買取どちらが得ですか?
A. 状況によります。急いでいない・できるだけ高く売りたいなら仲介、早く確実に売りたい・手間をかけたくない・築古や残置物がある場合は買取が向いています。仲介手数料を考慮した手取り額で比較するのがポイントです。
Q. 売却前にリフォームした方がいいですか?
A. 買取の場合は現状渡しが基本のため、リフォーム費用が価格に反映されないことがほとんどです。まず査定を受け、現状の価格を確認してから判断するのをお勧めします。
Q. 築古の戸建てでも売れますか?
A. 売れます。土地の価値や立地によっては築年数に関わらず買取価格が付くケースも多いです。買取なら現状渡しのため、老朽化・雨漏りなどがあっても対応可能です。
Q. 戸建て売却にかかる税金は?
A. 売却益(譲渡所得)が出た場合、所得税・住民税がかかります。ただし、自分が住んでいたマイホームの場合は「3,000万円特別控除」などの特例があります。税務上の詳細は税理士にご相談ください。
Q. 戸建て売却前に何を準備すればいいですか?
A. まず権利証(登記識別情報)や固定資産税通知書などの書類を確認し、登記名義が正しいかチェックしましょう。相続で取得した場合は相続登記が完了しているか確認が必要です。リフォームや修繕は必ずしも必要ではありません。先に査定を受けて現状の価格を把握してから判断するのが得策です。
Q. 仲介手数料はいくらかかりますか?
A. 売買価格400万円超の部分は「価格×3%+6万円+消費税」が上限です(例:3,000万円なら約105.6万円)。2024年7月の制度改正により、売買代金800万円以下の空家等では上限が33万円(税込)まで拡大されました。買取の場合は仲介手数料自体が発生しません。

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