鈴鹿市は本田技研工業の主力工場を中心とした企業城下町で、鈴鹿サーキットの開催地としても知られます。人口約19万人。近鉄名古屋線の白子駅が玄関口で、名古屋へも津へも通勤しやすい立地です。市域は伊勢湾に面した平野部が大半を占め、津市のような極端な高低差はありません。
土地の坪単価中央値は県内5位前後で、四日市市と津市の中間に位置します。白子駅・鼓ヶ浦周辺の住宅地と、ホンダ工場周辺の社宅・分譲地が取引の中心です。
特筆すべきはマンションで、成約69件と統計的には十分な件数がありながら、坪単価は県内主要5市で最も低い水準です。土地が津市より高いにもかかわらずマンションが安いという逆転が起きています。
国土交通省「不動産情報ライブラリ」に登録された鈴鹿市内の直近2年の成約事例をもとにした中央値です。土地はあわせて25〜75%のレンジを示しています。
鈴鹿市のマンション市場は、他市と事情が異なります。企業の社宅や単身者向け住戸の供給が多く、ファミリー向け中古の流通量が相対的に少ないため、坪単価の中央値が押し下げられています。ご自宅が駅近のファミリータイプであれば、市の中央値より高く評価される可能性が十分にあります。逆に、投資用として保有されているワンルームは、中央値どおりかそれ以下になりやすい点をご承知おきください。
土地・戸建は、白子駅圏と工場通勤圏では堅調です。一方、鈴鹿川以西の農村部では農地・調整区域が絡む取引が多く、買い手が限られます。市街化調整区域の物件は、そもそも建て替えができないケースがあるため、査定額が大きく下がります。
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産取引価格情報(直近2年・鈴鹿市内の成約事例)。土地は㎡単価を坪換算(×3.3058)、中古マンションは成約価格÷専有面積で算出。2026年7月時点の集計値であり、個別物件の査定額を保証するものではありません。
不動産の売却を考えるうえで、その地域の人口と世帯がどう動いているかは前提になります。鈴鹿市について、公的統計をまとめました。
2020年は国勢調査の実績値、2025年以降は国立社会保障・人口問題研究所による推計値です。
| 年 | 2020 | 2025 | 2030 | 2035 | 2040 | 2045 | 2050 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 人口(人) | 195,670 | 187,922 | 183,491 | 178,065 | 171,688 | 164,617 | 157,095 |
| 高齢化率 | 26.0% | 28.1% | 30.3% | 32.9% | 36.9% | 39.1% | 40.2% |
出典:三重県「月別人口調査」(2026年6月1日現在)/国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計/三重県「空き家の現状」(令和5年住宅・土地統計調査)
近鉄白子駅が最大の拠点で、特急も停車します。名古屋まで約40分、津まで約10分。駅徒歩圏のマンション・戸建は安定した需要があります。
鈴鹿市駅・平田町駅は近鉄鈴鹿線で、白子駅で乗り換えが必要なぶん、同じ徒歩距離でも白子駅圏より価格は下がります。JR関西本線の加佐登駅・河曲駅は本数が少なく、住宅需要への寄与は限定的です。市の西部(庄野・国分・加佐登)や南部(稲生・箕田)は車移動が前提で、駅距離よりも土地の形状と接道が効いてきます。
主要駅:近鉄白子駅・鈴鹿市駅
乗り入れ路線:近鉄名古屋線・鈴鹿線、JR関西本線、伊勢鉄道伊勢線
鈴鹿市の土地は坪単価中央値が8.9万円。まずこの数字の「幅」を押さえてください。25%〜75%は2.3〜17.2万円。約7倍の差が立地によって生まれています。
成約は319件と多く、近い条件の事例を見つけやすいエリアです。中古マンションは69件・坪単価中央値51.4万円で、比較材料があります。
価格帯がまとまっている分、中央値は使いやすい目安になります。あとは接道と形状の個別条件です。
鈴鹿市の人口動態と価格帯から見て、関係しやすいのは次のテーマです。
鈴鹿市(白子駅・鈴鹿市駅・平田町・鼓ヶ浦・加佐登など)の物件も、30秒の入力で買取価格の目安がわかります。
個人情報の入力は不要。査定後に営業電話は一切ありません。