四日市市は三重県で最も人口が多く、経済の中心となる市です。臨海部の石油化学コンビナートに加え、内陸には半導体関連の大規模工場が立地し、雇用が安定しています。近鉄四日市駅を中心とした商業集積があり、名古屋への通勤者も多く住んでいます。市域は西の内部・水沢の丘陵地から東の臨海部まで広く、地区によって住環境も価格帯もはっきり分かれます。
県内で唯一、土地とマンションの両方で厚い取引データが取れる市です。近鉄四日市駅周辺の商業地は県内最高水準の地価がつく一方、内部・水沢・楠といった郊外部では坪10万円を下回る取引も珍しくありません。市全体の中央値を自分の物件の目安にすると、駅近の方は過小評価、郊外の方は過大評価になりやすい点に注意してください。
国土交通省「不動産情報ライブラリ」に登録された四日市市内の直近2年の成約事例をもとにした中央値です。土地はあわせて25〜75%のレンジを示しています。
四日市市は県内で唯一、中古マンションの買い手が安定して存在する市場です。直近2年の成約は250件と、三重県全体(617件)の4割を占めます。マンションをお持ちの方は、仲介でも買取でも選択肢が広く、相見積もりの価値が高いエリアです。
土地・戸建については、市域が広いぶん二極化が進んでいます。駅徒歩圏や大規模工場への通勤圏では引き合いが続く一方、内部・水沢・楠の一部や旧楠町エリアでは、仲介に出しても半年以上動かない事例が出ています。相続で取得した築古戸建や、擁壁・高低差のある土地は、現況のまま引き取れる買取のほうが結果的に手取りが多くなるケースがあります。
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産取引価格情報(直近2年・四日市市内の成約事例)。土地は㎡単価を坪換算(×3.3058)、中古マンションは成約価格÷専有面積で算出。2026年7月時点の集計値であり、個別物件の査定額を保証するものではありません。
不動産の売却を考えるうえで、その地域の人口と世帯がどう動いているかは前提になります。四日市市について、公的統計をまとめました。
2020年は国勢調査の実績値、2025年以降は国立社会保障・人口問題研究所による推計値です。
| 年 | 2020 | 2025 | 2030 | 2035 | 2040 | 2045 | 2050 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 人口(人) | 305,424 | 300,635 | 293,839 | 286,116 | 277,664 | 268,620 | 258,968 |
| 高齢化率 | 25.7% | 26.2% | 27.4% | 29.1% | 31.8% | 32.9% | 33.7% |
出典:三重県「月別人口調査」(2026年6月1日現在)/国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」令和5年推計/三重県「空き家の現状」(令和5年住宅・土地統計調査)
近鉄四日市駅が実質的な中心で、名古屋まで急行で約30分。JR四日市駅は市街地の東寄りにあり、関西本線の本数が限られるため、住宅需要は近鉄側に大きく偏っています。近鉄名古屋線沿線(富田・霞ヶ浦・阿倉川・川原町)は駅徒歩10分圏の需要が堅く、査定でも駅距離補正がプラスに働きます。一方、湯の山線・あすなろう鉄道の沿線や、バス便のみの内部・水沢エリアでは、駅距離よりも土地の広さと接道条件が価格を左右します。
主要駅:近鉄四日市駅・JR四日市駅
乗り入れ路線:近鉄名古屋線・湯の山線、JR関西本線、四日市あすなろう鉄道、三岐鉄道三岐線
四日市市の土地(宅地)の坪単価中央値は13.9万円です。ただしこれは「ちょうど真ん中の1件」の値であって、平均でも上限でもありません。25%〜75%のレンジは6.9〜20.5万円、開きは約3.0倍にとどまり、価格帯は比較的まとまっています。
成約は492件と多く、近い条件の事例を見つけやすいエリアです。中古マンションは250件・坪単価中央値86.8万円で、比較材料があります。
中央値は目安として使えますが、接道の幅、土地の形、造成の要否で上下します。
土地の坪単価中央値で29市町を並べると3位。県内では高い側のエリアです。中央値どうしを並べた県内の真ん中は坪4.3万円なので、四日市市はその約3.2倍にあたります。
隣接するエリアの水準は次のとおりです。境界に近い物件なら、こちらの相場も参考になります。
四日市市の物件で実際に相談が多いのは次のテーマです。上の数字をもとに選んでいます。
四日市市(近鉄四日市駅・JR四日市駅・富田・川原町・内部など)の物件も、30秒の入力で買取価格の目安がわかります。
個人情報の入力は不要。査定後に営業電話は一切ありません。